服部桜は、決して強い力士ではありません。しかし、一部の大相撲ファンの間でかなりの人気を誇っています。
服部桜は、1998年生まれの式秀部屋に所属する力士です。最高位は西序の口15枚目になります。そして、服部桜の最も注目するべき点は、数々のワースト記録を所有しているという点です。
本割89連敗、本場所皆勤全敗16場所、本場所連続皆勤全敗12場所、本割100敗到達時の勝利数1という史上1位のワースト記録を4つも所持しています。
年間6場所、本割42戦皆勤全敗という記録に関しては、史上1位であり、唯一の記録です。こうしたワースト記録を数々持つ力士ですが、やめることなく相撲を続けています。
服部桜が相撲を始めたきっかけは陸上競技に必要な筋肉のトレーニング方法に四股や摺り足が最適だったからとされています。また、意図的にしりもちをつく取組がみられるなど、変わった力士となっています。
師匠である式秀に叱咤激励を受けてからは、真摯に相撲に取り組むようになりました。
服部桜の取組は番付が下位のため、早い時間帯に行われますが、序の口の取組とは思えないほどの多くの大相撲ファンが駆け付けて応援しています。
勝利した際の会場の盛り上がりは見ものなので、一度見に行ってみるといいでしょう。しかし、服部桜が勝利することはごくまれなので、いつ勝利の瞬間に立ち会えるはわかりません。
早い時間帯の取組の観戦も大相撲観戦ファンなら欠かせません。