大相撲界では古くからハワイ出身のアメリカ人力士が活躍してきた

現在の大相撲界は年を追うごとに外国人力士の数が増えているほか、特定の地域だけでなく世界中から有能な人物が集まってきています。しかし、昭和の時点では幕内力士の大半は日本人力士が占めていました。

力士の激突

そんな中で、唯一海外勢で活躍していたのはアメリカ合衆国の州の一つであるハワイ出身の力士です。先駆けと言えるのは高見山で、1960年代半ばにハワイでスカウトされて来日し、高砂部屋に入門した彼はメキメキと実力をつけて1968年に初入幕を果たしました。
その後、1972年には大相撲界初の外国人力士による幕内優勝を達成しています。
ちなみに、TVCMにも多数出演しており、社会現象にまでなったCMも存在します。

高見山と入れ替わるようにして、1980年代半ばからは体重が250kg以上ある小錦が幕内で大活躍するようになりました。
1987年には外国人力士として初めて大関に昇進しましたが、数々の激闘の中でも特に体重が自身の半分以下である千代の富士との対戦は人々の心に深く刻まれています。

1990年代に入ると、曙が同世代の若貴(若乃花・貴乃花)と共に幕内で活躍し始めました。
1993年には先輩の小錦も成し遂げられなかった外国人力士初の横綱昇進を果たし、若貴と共に当時の大相撲ブームを牽引していた事で知られます。その他、曙より2歳若い武蔵丸も2000年前後に活躍し、幕内にて通算12回の優勝を記録しました。