東横綱在位が最も長い白鵬の相撲の強さの理由

白鵬はモンゴルウランバートル出身の力士で、本名はムンフバト・ダヴァジャルガルです。宮城野部屋に所属しており、2007年夏場所から第69代横綱になりました。得意な相撲技は右四つと寄り、上手投げで、生涯戦績は1095勝228敗119休となっています。

16歳だった2001年夏場所の序ノ口が初土俵でしたが負け越してしまい幕下まで優勝経験はありませんでしたが、2004年の初場所に新十両に昇進し、以降の場所は全て勝ち越しを記録しました。2010年には初場所の14日目から九州場所の初日まで63連勝を記録しており、これは歴代連勝記録の2位となっています。他にも20連勝以上の回数が9回、30連勝以上の回数6回、40連勝以上の回数が2回と、何れも1位の記録を現在まで保持しています。優勝回数も合計41回と突出しており、東横綱の座を一番長く守り続けている力士でもあります。

数々の相撲記録を塗り替えた白鵬の強さの秘密は体の柔軟性で、相手の力をも有効に利用してしまう柔らかさに加え、バランス感覚にも優れていることが挙げられます。土俵に上がる前にも四股と鉄砲を100回以上行うなと、横綱になっても稽古を怠らないことも白鵬の相撲の強さの理由と言えるでしょう。